サーマルリサイクル

１．私たちの取り組み

木質ペレットを利用した工場内エネルギープロセス利用
（NEDO 新エネルギー開発機構 委託研究）

私たちは原木を製材し、住宅資材として製造販売をしております。しかし、これを製材する過程でたくさんの不要物が発生します。いわゆる産業廃棄物と呼ばれるものです。これは現在、紙の原料やパーチクルボードの原料として再利用されていますが、それでも100％のリサイクルはまだまだ不可能です。
そこで考えたのは、エネルギー利用です。この新しい取り組みを新エネルギーとして捕らえ、（NEDO）との共同実証事業を行い、この取り組みを広く皆さんに伝えようとしております。

２．システムは…

これ、何だか分かりますか？
ペレットと呼ばれる固形燃料です。
この固形燃料を用いてエネルギー源とします。しかもこの成分は100%木材です。「なぜこんなに固まるの？」と、皆さん思われるでしょう。

３．ペレット成型機(ペレタイザー)

これはペレット成型機(ペレタイザー)と呼ばれるものです。十分に乾燥された木材に高温高圧をかけると、木材が持っているリグニン成分が溶け出し、ばらばらになった木材が再び固まります。つまりペレットは、接着剤などの石油製品は一切使っていないのです。
　現在日本では、20数社がこの装置を設備しており稼動し始めています。また、そのネットワークが次第に固まりつつあります。この出来上がったペレットは石炭の約半分の熱量を持っています。つまり石炭1kgとペレット2kgが同じ力を持つということです。
これを利用して私たちは何をするのか・・・・・

４．原木を蒸気ボイラーで乾燥

先に申し上げたとおり、私たちは原木を製材して建築材料を作っております。
これらの製品も、最近の住宅の品質保証の流れの中で、乾燥品の提供というものが必要不可欠となっています。
私たちはこの出来上がったペレットを利用し、蒸気ボイラーで燃焼させ木材乾燥に利用しています。

５．地球に優しい木材乾燥

今まで私たちは、このボイラーを稼動させるのに莫大な量の化石燃料を使っておりました。しかしながらこれからは、自社で出来た不要物(木くず)をペレット化し、再度熱エネルギーを取り出しながら地球に優しい木材製品を作り続けます。

ペレットを燃料としたストーブです

石油・石炭などの化石エネルギーではなく、100％木材を原料としたペレットを燃料としています。このように、燃料に木質バイオマスエネルギーを利用することは、地球温暖化の防止にもつながります。

燃料費は、灯油とほぼ同等です。
薪ストーブと違い、ボタン一つでの自動点火や自動消火、タイマー点火、耐震消火などの機能があり、熱量も3〜4段階に調整できます。

屋根上までの煙突配管が不要なので、煙突配管が困難な建物面にも取付が可能です。給排気筒を建物外に出すだけでよく、給排気筒は２重管になっており、中が排気管、外が給気管となっているために眼鏡石が不要です。設置には給排気筒のセットだけでよいので薪ストーブより煙突費が安くなります。

また癒し効果のある炎がいつも見えることも特長です。炎を見ているだけでリラックスでき、体感的に暖かくなったように感じます。

当社ではペレットストーブ販売を行う有限会社JASTYと連携しており、当社ショッピングサイトよりご注文を承っております。また、ご質問などありましたら、お気軽にお問い合わせください。

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