» 名樹百選(私家版)のブログ記事


昨日は  大学の先生と一緒に
旧今立町 水間神社の調査に伺った

この水間神社は 「ケヤキの里」とも言われているそうで

このように樹齢200年越えのケヤキがしっかりそびえたっている
とても荘厳な神社である

その奥に鎮座している  正殿
実はこの正殿の向拝の上に あの日光東照宮 の三猿像 を彫られた
左甚五郎が作ったのではないかといわれる 三猿像があります
この彫刻を見てほしいと言われて 調査に伺いました

まずは建築様式は流造の一般的な神社 この界隈では紙の神様を祭る大滝神社という
あまりにも有名な神社があります装飾の豪華こそ見劣りしますが
建造されている年代は素材の古さから見るとなかなかの歴史がありそうです

しかしながら決定的な答えが出ません それは年代が書いてある古文書や
棟札などの表記されたものがないのです 


正殿のまえにあった一番の大ケヤキ 以前ににあまりにも老木になったので
切り倒したそうで今は切り株だけ これは裕に300年の歴史はありそうです

日本にはこのような古い神社があってもそのルーツはしっかり調べられているものは数少ないみたいですね
そのほとんどは想像は出来ても 答えではない  ・・・
大学の先生曰く 大切なのは この建築が文化財になるか否かではなく
この神社などを信仰する度合いが大切だと思うと言われました
古のロマンに思いをはせ お祀りすることが大切ですね

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旧友より  ”檜の一枚板を探してるんだ” という相談があり
相談に乗ると何でも新しい和食の店を計画していてその看板ともなる
檜の一枚板のカウンターを作りたいとの事
そのサイズ なんと7mの600mm巾位!! これは中々手ごわいあいて
こんなサイズのもの持っているの 岐阜のあの人しかいないとおもって
早速中津川へ!

伊勢神宮 杣人(そまびと)としても有名な”南木曽木材産業”さんは
日本全国の檜や巨木を取り扱っておられ 私の知っている限りでは
一番の在庫をお持ちではないでしょうか   
早速 拝見するためにお邪魔した数ある倉庫のひとつ 
左上にわずかに出ている 人の頭が見えるでしょうか?
ご覧のとおり その人の身長は約1m70cmほどですから 
ゆうに2mは超えている原木です 

早速拝見しましたが これも縮尺わかりづらいでしょうが
それぞれ10m の巾は600mmぐらいから900mmのものもあります
個人の材木屋さんでこんな貴重なものを何枚も持っていらっしゃるのは
同じ材木屋として すごいとしか言い様がありません
一番の興味はそれぞれの値段でしょうが・・ まあ高級乗用車は買えますね
家が一軒かえる値段のものもありました(XX)
感動の出会い・・

さてその翌日は 今度はその友人の問い合わせていた業者の
紹介で伺った場所は ”奈良銘木協同組合”

こちらも 主に奈良、吉野地区の銘木が集まる市場です

その中でも選りすぐっていただいた 逸品
こんなに材料が集まる市場でも この3枚しかありません
8mから9mの巾600mm~800mm 素晴らしいの一言に尽きます

ここでご案内いただいたのは なんと日ごろお世話になっている”徳田銘木”さん
早朝出発したため 時間も余裕があるので
徳田銘木さんの工場へ伺うこととしました

奈良銘協から 車で約1時間 山間の小さな村ですが
ここに日本全国からの銘木が集まってきます
前出の南木曽木材産業さんは主に製材品を取り扱われていますが
徳田銘木さんはこのような変わった木材そのものを扱っておられます(まさしく銘木)

この冬の時期はまさしく 在庫仕込みのj時期
先日伺ったときよりずいぶん原木が山積みになっています
そして製材するのではなく このように水圧バーカーで 皮をむきます
こうすることで その前の白い表面の銘木が出来るのです

一通り徳田さんの工場を拝見した後 奈良(吉野)の森の見学に行きました
北陸の山と違い なだらかな山々が印象的です
古い歴史のあるところなんだろうと想像できます

そして森の手入れの方法も このように細く 伸ばす山の育成方法
柱を作る森の育て方なんだろうなとおもいました

そして最後に訪れたのは この森・・おそらく300年は超えているでしょう
こちらも人が見えますが これだけの大きさです
自然の偉大さ そしてこのようにしっかり人間の手で手入れをされてきたことに対する
我々日本人の木に対する愛着、敬意もよく伝わります

日本は木の文化とよく言われます
こういったところから 日本人のDNAに深く刻まれているのだろうなと
改めて思い返しました

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先日は久しぶりに トラックに乗って下呂近くまで納品に!
幸い秋晴れで 久しぶりにロングドライブを楽しみました
無事納品も終わり 帰路に着きながら 早秋の岐阜の風景を楽しんでいたら
うっそうとした鎮守の森が目に入りました
時間も遅かったのでやりすごそうと思いましたが  どうしても気になりすこし寄り道 

鳥居の近くまで行くと 神社の森が神々しく感じられます
神社格は  戸隠神社  なるほど 社林に対しての思いがあるのでしょうか・・


ここは 下呂から郡上八幡に抜ける峠道 和良地区と呼ばれる場所です
いろいろパワースポットが点在しているみたい  一度ゆっくり散策したいですね

その中のひとつ 「戸隠神社の一本杉」 
平安後期に植えられたというんですから 樹齢は1000年
樹勢も隆々としていて いかに大切にされてきたのかがうかがい知れます


すっかり日も暮れた 峠道。。  人を寄せ付けないような森の気配に
不気味さを感じながら 往来の全くない山道を走っていくと
秋のうろこ雲が 不気味な美しさを醸し出していました

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今日は特伐の現場へ!
このように道路に大きくせり出した枝  
下に塀などもあって 単純に切り落とすことは出来ません 
しかも往来が激しく クレーンなどの大型重機も配置できないなか
この枝を安全に始末する必要があります 

そこで登場するのが ”特殊伐採” リギングといわれる伐採法です
レジャーでは ツリークライミングというものがありますが ロープを使うことは同じですが
こちらは 「アーボリスト」と呼ばれる 特殊伐採のスペシャリスト
このように特殊伐採を行うことを目的とした欧米の技術で専門の国際資格です

話は変わりますが 今回枝打ちをさせていただいた木は
珍しい 「タラヨウ・・多羅葉」の木でした 私も知らなかったのですが
はがきの語源にもなった木です    武生にはもうここにしか生えてないんじゃないか?
とこちらのお家の方がおつしゃっていました

さてさて 丸一日かけて ようやく終了
すっかり綺麗になりました!

このように 伐採したいけど 中々出来ないところにある木や
下に建物等があり 枝打ちした枝を下に落とせないところなど
お困りでしたら 是非私どもにご用命ください!

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5月に入りましたね GW本番 夏を髣髴させる暑さでしたが
カラッとした暑さだからまだすごしやすい・・そんな春は一年で一番好きな季節です
山々を見ると 新緑の柔らかい緑と 濃い緑のコントラストがとても美しいです

前にも記述しましたが 平成21年今から 8年前に全国植樹祭 福井大会が開かれましたが
そのときに配布された  ”ナラ””タモ”の枝が もうすっかり大きくなっています

山の新緑に合わせるように こちらも新芽が芽吹いてきましたよ!

これは ”タモ”のは先  ナラより芽吹くのが早いかな
すっかり葉も広がっています  背丈も自分の膝ぐらいだったのが
いまや2階の軒先近くまで伸びています 成長するんですねえ・・当たり前か

GW後半戦も頑張って行きましょう

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先日の 原木市場に変わった木材が出品されました ↑
変わってるでしょう!!  この木はケヤキです 
しかしこのようなコブが出来るのは珍しくはないですが 
これだけ大きいのは珍しいですね 
これは「チュウエイ」といって 虫などに傷つけられた箇所を
自ら樹液などを分泌させ 保護するとこのようになります
まあ 人間で言うと「かさぶた」みたいなもの?

ここは市場 やはり気になるのはいくらで取引されるか・・・
静かなセリから始まりましたが だんだんボルテージがアップして・・・

滋賀県の業者様が競り落とされました  
何になるのかなあ・・・    
肝心の値段は・・  これは丸秘(笑)  ただ出品者はほくほく顔でした!

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先日の話ですが
お客様が毎年行われている 「子供たちと権現岳に登ろう」にはじめて参加させていただきました
この権現岳は 越前市(旧今立地区)にある標高565mのお山です
とちゅう滝が多く大変気持ちのよい山ですね 子供たちと一緒に登るには楽しい山ではないでしょうか 私も久しぶりに引率の先生になりました(笑)

総勢30名程度でしゅっパーツ!


私はやはりこの モミの木が木になりましたね!

この山のメーンルート柳の滝コース
は滝が4つある 気持ちの良いコースです
夏でもすいすい登れそう!

子供たちもたのしそうに登ってましたよ
私は途中 4歳のお子さんが登れなくなり
背負って登りました (ちょうど良いトレーニング笑)


いよいよ 着ましたお目当ての 「大モミ」
人のスケールをごらんいただければ この大きさが判ると思います

約1時間の登山で到着!
子供は元気ですよ!  上でも遊びまわっています!

程なく下山
途中 滝の滝つぼで見つけた 孵化したばかりのおたまじゃくし・・
いよいよ  かえるの大合唱かな「笑)

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先週週末は広島県と愛媛県・・瀬戸内海の島々のなか
造船の町として知られる因島へ行ってまいりました
以下の写真は ”尾道と今治を結ぶ”さざなみ海道”です

先週末に訪問したのですが丁度その頃は福井は冬型の気圧配置
大雪警報が出されている最中でしたが
こちらはご覧のようにいたって快晴!  同じ日本なのにこうも違うのかと嘆いてしまうぐらい
いい天気でした!
この天気の中予定していた仕事も予定より早く終了!
せっかくだからとしまなみ海道界隈を観光させていただきました

観光と言えば私はやはり神社めぐり!(笑) 
ここ瀬戸内には 大三島に鎮座される ”大山祇神社” が有名ですね
早速参拝させていただきました

大三島西岸、鷲ヶ頭山西麓に鎮座するこの神社は
三島神社や大山祇神社の総本社であり、山の神・海の神・戦いの神として
歴代の朝廷や武将から尊崇を集めた。
また源氏・平氏をはじめ多くの武将が武具を奉納してため、
国宝・重要文化財の指定をうけた日本の甲冑の4割があるそうだ
なかでも八艘跳びで有名な源義経が奉納した甲冑(本物)がとても感動しましたね
境内には国の天然記念物「大山祇神社のクスノキ群」もあり
平安時代には『日本総鎮守』の号を下賜されている西日本唯一の国幣大社。

こちらが 総門ををくぐって最初に目にする 『乎千命御手植の楠』
境内には原生林の名残を残すクスノキ群が広がり、国の天然記念物『大山祇神社のクスノキ群』
に指定されていますがこのクスノキはその中でもひときわ目立つ楠です
幹周11.1m、根周り20m、樹高約15.6m。神社境内のほぼ中央にあり。伝承樹齢2600年。兵火や洪水・落雷により樹勢は衰えているが下枝は葉をつけている。
現在では息を止めて木の周りを3周すると願い事が叶う、一緒に写真を撮ると長生きできるなどと
信仰があるそうですが残念ながらそれらの信仰をを知らず
 一緒に写真も取らず1周しかしませんでした(TT)


これが全体地図・・
境内は良く掃き清められ クスノキの群生林とともにとても荘厳な雰囲気を醸し出していますね

いよいよ 神門をくぐり拝殿、本殿へ・・・

御祭神は 大山積神 (おおやまづみのかみ)
伊弉諾尊と伊弉冉尊による神産み、国生みの際に生まれた
石・木・海(オオワタツミ・大綿津見神)・水・風・山(オオヤマツミ・大山津見神)・野・火など森羅万象の神。
天照大御神の兄神としての位置づけですね
また磐長姫命と木花開耶姫命(天孫降臨・・天照大御神の孫にあたるニニギノミコトの妻)の父神でもあり
ニニギノミコトの曾孫が神武天皇に当たりますので、
まあいうなれば日本民族のお父さん神ではないでしょうか

心清らかに参拝させた頂き 境内を後にし改めて振り返ると
雲一つない青空の中にそびえる瀬戸内の山々がとても神々しく目に焼き付きました

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ここは越前市東部 味真野地区中心部五分市町 『旧武生第四中学校』の跡地です 
っここ味真野地区は
かつての戦国時代、柴田勝家の監視役として、織田信長が越前府中に配置した『府中三人衆』の一人
佐々成政、の居城『小丸城』のある大変古い歴史ある地区です
この場所もかつては旧武生市に併合されるまで味真野村の尋常小学校として設立され
武生市に合併後 武生第四中学として 多くの卒業生を送り出してきたこの学校だったそうですが
いまは万葉中学校として移転しこのように跡地として残っているだけでした

今回越前市の遊休資産売却によりこの跡地が縁あって私どもの関連会社が買受させていただき
され新しく宅地として分譲する運びとなりました


今回その宅地分譲開発に伴い これらの残念ながらこの桜並木が切り倒されることとなりました
これだけ歴史ある場所に立っていた桜の木・・多くの子供たちを見守ってそして送り出してきた桜の木
さすがにそのまま処分っていう訳にはいけませんよね
宅地分譲をされるお客様も、我々もその想いは一致しました

そこで これらの桜の木を有効活用し 新たな人生(木生!?)を作り出して行こうということになりました
さてさていよいよ 『四中の桜』物語が始まります!

まずは  伐倒作業から・・・  今回は我々も新兵器を投入します
これは 林業機械のグラップルと言う機械、通常はワイヤーを使って倒された木を吊りあげたりしますが
木肌が痛むので良材には不向きです 
しかしこれは UFOキャッチャーみたいに木をつかむので木肌を痛めることも少ないし
作業性も格段にアップします

伐倒作業は いつもお世話になっている 山師Fさんに依頼
なんとFさんここ五分市にお住まいで  この中学校の卒業生!
ここは昔運動場で ここにバックネットがあったんや・・・  っと感慨深げにおっしゃってました

そうこうするうちに  最初の一本が倒されました!
枝がかなり張っていましたので そこそこ大きいだろうな・・・っと思っていましたが
実際倒れると やはり相当の枝振りです  でかいですねえ
早速手短に 枝払いを行い 幹と枝に分けていきます


ここでも新兵器グラップルが大活躍!
さすが専用機・・・・仕事が早いわ!

まずは 樹幹を仕分けます  これは工場に引き上げ 製材し 製品化していきます
実は既に何件かのオファーが来ております
やはり  『産地がはっきり分かる木』 『ストーリーのある木』は注目されますね 
そして 製品にしにくい材料は 薪などにする予定!
スモーク用のチップにしてもいいかな!?(笑)

伐り倒された桜の切り株・・・  最初は白いのですが 時間が経つと空気に触れたためでしょうか
だんだん黄色くなって そして何とも言えない鶯色や桜色が出てまいります
草木染のあの柔らかい色合いの元です・・・とても日本的な美しさがにじんでまいります!

そうやって眺めていると・・・
『俺の植えた木を無断で倒すな!(笑)』って 話しかけてくる地元の人が来られました
なんと まさしくこの桜の木を植えられた ご本人さんが登場です!
ご本人さんの了解を頂いてないので顔見せNGですが
この方が中学2年生  年代でいうと 昭和42年にこの桜(ソメイヨシノ)を植えられたそうです
当時の学校の先生に『暇やし桜を植えるぞーっ』ということでその当時最初10本植えたそうです
ソメイヨシノは寿命としてはあまり長くないため(約90年ほど)ではないため
 現在残っているのは一部植え替えをしたのも含め7本だけです  

しかし思い出のある桜ですから、先ほどの言葉が出るのも無理はないですよね
手にカメラをお持ちでしたので  記念撮影をさせていただきました
しかし。。 これまた因果ですかね 42年と言えば私の生まれた年なんと同級生です!!
さらに私も愛着が湧いてきましたよ

そうこうしながら作業も進み すっかり『四中の桜』も倒されました
改めてこの跡地を眺めると・・・  広いですねえ!
あと半年もすれば ちらほらと新しい住まい・・暮らしが始まってくるのでしょうね・・

そういえば昨日は立春・・ ここの桜をもう見ることはできませんが
かたちを変えて皆さんの心にいつまでも残る 思い出の逸品に仕上げて行きたいと思います

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本当に久しぶりの投稿になってしまいました
ネタはたくさんたまっているのですが なかなかアップできない(XX)
ボチボチ アップしていきます(笑)
快晴の朝ですね! (あっちなみに今朝じゃありません)

紅葉もだんだん里に下りてきて本当に美しい山並みを見せてくれますね
そんな中 坂井市(旧丸岡町)の街中にたたずんでいるこの巨木!

タブの木です  タブの木は「クスノキ科」に類する 照葉樹の代表格で
神社の鎮守の森の木として広く知られている木ですね
クスノキ科だから納得!!

このタブの木は、丸岡郵便局と国神神社の近くにあります。
この木は、丸岡城築城当時の名残りを残す唯一の大木で、樹齢が推定450年とされています。
この案内文でもありますように 昭和23年の福井大震災にほとんどが焼失した中でも
この木は残ったとされる 大変神々しい巨木ですね

実は道路に大きく張り出しているため
正直車の通行する側から考えると 障害になっているみたいですが
このご神木から言わせれば  そこに道を作ったのはお前たちやろ!!
なんて逆に怒られそう(笑)

かつて私たちの住む越前市も 市内に松並木があったとされています
それが今残っていれば 大変情緒ある街並みになったのになあ・・って
残念がる声も聴きます
450年という歴史と共存するこんな街並み・・
私は大切にしたいなあって思います!

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