この写真は先日お邪魔した森林整備の現場です
ちょうど作業道を整備しているところですね

林業の現場には大型トラック(4t)が通行するための
 広規格の道路(いわゆる幹線林道)
とこのような 作業するための支線(作業道)があります

このような作業道は 4WDのオフロード車(相当本格的なやつ)か
もしくは フォワーダーといわれるキャタピラ式トラックじゃないとまず入れません
それでも雨が降ったりするとぬかるんでまず動けませんね
この日も前日の雨でかなり状態が悪く このバックフォーでもぎりぎり(XX)
でも皆さん生き生きと作業をされていました!

 実はこの作業をされている人たちは、
自分の山の木を自分たちの力で伐採、搬出する「自伐林家」といわれる集団です

一昔前までは その山々のふもとの集落に 山守人といえばいいのでしょうか
山の維持管理をしていただくきこりさんがいらっしゃいましたが 
今はそのような方々のほとんどが高齢化もしくはお亡くなりになり、
そのような維持管理の風習!?がなくなり
現在は、このような森林の維持管理はほとんどが森林組合にお任せしていて
国、県の補助金などの支援を得てもっと大掛かりに整備をしていくのが一般的になってしまいました

事実私たちの山も守っていただいた人がお亡くなりになった後、残念ながら自然のままにしています
森林組合さんにその後を維持していただくのも一つの方法ですがやはり先祖代々からの山・・ 
自分で守ってやりたいと思うなか 一昨年から 社員総出で山の維持を図ろうと枝打ちからはじめています
きっとこの方たちも私と同じような思いから始められているんだろうと思います


今回は 全国的にも有名な道作りのプロをお呼びしての研修会でした
福井でこのような技術を習得していただき  自伐林業をもっと広く普及させていきたいですね
来年はこの人たちと一緒に 私たちの山に作業道を入れてもっと多面的な活用をしていきたいと思っています

同日 家を建てるために自分の山の木を伐採されようとするお客様とともに
現場の確認に行ってきました
樹齢約200年  幹廻り3m 直径約1mの巨木です 
永年の維持管理の末 このような名木になるのです
林業は  長い長い世代を超えた営みです 親子3代まさしく世代を超えた事業であると思います

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