久しぶりのアップです(照) チョット忙しくてアップできませんでした(泣)

さて今朝も全国から木材製品がどんどん入荷してまいりました
実は弊社は原木を製材して製品化する製材工場ですが 
自社で生産する以上に外部から製品を調達します。  なんで???
それはもちろん自社の生産能力に限界があることもそうですが もっと重要なことは
原木の産地特性とそれに見合った製品を製造することがポイントなのです。

まずはこれ 住宅の下地材(タルキ、胴縁等)として使われる材料です↓
この材料は 主に京都北部から調達しています理由は・・・この地域は昔から通直な(まっすぐに伸びた)
素直な木が多く存在しており、また 若木の頃から枝打ち等の手入れがしっかりなされているので
細く製材しても 反り 節が抜けるといった欠点が少ないのです  

これが木口の写真・・ 目あいも細かく釘の保持力も安心できます

続いてこちらは。。。。  板材ですね!! これは何と 九州宮崎県から入荷しております。  
これは 先程のタルキと比較して少し幅広の板です 弊社ではバレットの板材として使っております

パレットはかなり価格が厳しいので できるだけ安価な原料が必要になってきます
そうすると 早い段階の 間伐材(一次間伐)の材料をつかっていくことがポイントとなります
九州はご存じのとおり  早生材でありかつ短伐期の国 ・・木口をご覧いただいても解るように
原木の径が小さい(小径木)を製材していることがわかりますよね
本来 このような材料は土木材(杭)もしくは山に捨てられるか チップにするかだけなのですが
このように製品化するとそれよりははるかに付加価値が付いてきます  お互い得ですよね(笑)

そして福井産材はっていうと これ  建築の梁や桁にもってこいの材料なんです
冬の厳しい寒さに耐え 積雪に耐える福井の材は 冬目が固く 
他の産地の杉と比較して強度、粘りに優れています
さらには日本の建築メジャー樹種 米松・・何とかビームってよく聞くでしょ(笑))と比較しても同等の強度が出ており
まさしく 米松と同じように構造材として使える福井県産材です!

このように 同じ杉でもいろんな産地があり その産地によってその製品の特性が変わってくるということです
よく 地元産材を使いましょうと(県産材を使いましょう)という言葉が独り歩きをしてしまい
何でもかんでも 地元産材を使わなければ・・・という風潮がありますが
やはり いい物(建物)を作るためには その特性に合った商品を使わなければなりません
そのためにはわたくし達 木材のプロがそのコンシェルジュ(秘事)をさせていただきます
どうぞお気軽にお問い合わせくださいね!!

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はじめまして。長文で失礼します。

私は1980年代、武生の福井村田製作所に勤め、武生に延べ10年位住んでいました。良く、8号線沿いの家久の中西木材所の近くにも行きました。
最近のニュースで、中西木材さんが木質ペレットの生産や木質バイオマス発電ををやられている事を知って驚きました。

今、私は滋賀県に住んでいます。森林関係のNPOの会員に成り、色んな所に顔を出して来ました。
滋賀県には木質ペレットを作っているのは小さな山林組合で、粉砕機も無くおがくずしかペレットに出来ない小さなものです。

福井県では、池田町の人工林(杉)が目につきました。冬の雪お越しに荒縄を張っている林業家の努力に福井人の粘り強さを感じました。

今、滋賀県でも「地元の木で家を建てようプロジェクト」が二つが立ち上がっています。地元の木は地元の風土に最もマッチしているとの想い(現実)で、地元の日本建築の工務店が中心に成ってやっています。
このプロジェクトは、家の注文主に、林業家が注文主に使う木の伐採現場、製材所で製材される所、設計事務所の人の設計思想、加工する工務店の作業等を注文主に見学させます。棟上げでは、それまで関わった人達みんなが参加し、組み上がった木組みの屋根に集まって集合写真を撮ったりしました。
林業家の方は、杉や檜の苗は、地元の人工林の種から取れた種から育てたもしか使わないと言っていました。それだけ地元の風土に合った木にこだわっていると感じました。

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