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先日 弊社建設部門「木ごころホーム」で施工させていただいています
鯖江市にある 教会の現場で 構造内覧会を開催させていただきました
教会はご想像いただけるように 礼拝等の集会で多くの信者様がお集まりになるため
大きい空間が必要になります この空間の広さは間口10m
一昔前はいわゆる「合掌組」と呼ばれる木の組み方でこのような大スパンも難なくこなしていました
しかし 防火規定や 耐震構造などの法規制の厳密化、さらには職人不足で
その工法は次第に影を潜め 鉄骨造に その座を受け渡してしまいました
しかし今回新しく 金物接合によりこれらの合掌組が 機械の手を借りて制作することができるようになり
また集成材が防火規定である程度の耐久性を(燃えしろ設計)を認められるなどの緩和が進められ
元来建築費コストは 鉄骨造より安価なため 昨今急速に採用が増えてまいりました
今回私どももこれらの構造内覧会を開催させていただいたおり
新たに 3組のお客様が来場され 前向きなお話を頂くことができました
工場内では いよいよ都内で完成まじかの保育園にお送りする内装材が仕上げ工程に入っております
いよいよ 冬場の繁忙期がスタートしますね
安全第一で参りましょう
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弊社にあるバイオ乾燥器の中でじっくりと乾燥している木材です
あまり詳しくお見せできないのは恐縮ですが この乾燥機は優れものです
木材には乾燥が必要と言われて久しいですが 様々な乾燥方法が活用されていますね
今主流なのは 蒸気式高温乾燥機
蒸気の温度で木材を温め乾燥させるまあ言うなれば蒸し焼きにする乾燥方法
建築されている方なら時々感じたことないですか 建築現場で焦げ臭いにおい・・
これ高温乾燥機で蒸し焼きにされ 半分炭化した木材のにおいです
確かに乾燥という視点で見れば大変よく乾燥しているので 品質は完璧だと思います
しかし気になる点は木がもろくなっている(粘りがなくなっている)
そりゃそうです 木材が半分炭になっているのですからね
でも収縮等はあまり見られず後々のクレームの可能性も低い・・
これをどう評価するのかは 利用される方々が決めれば良いのだと思いますが
私はこのバイオ乾燥で乾燥した木材をお勧めします
何故ならば 木を木としての特徴を残しつつきっちり乾燥しているというてん
40度という庫内温度を見てわかるように 体にやさしい乾燥技術です(人間が中に入っても大丈夫”)
適材適所と言いますが 必要なところではこのバイオ乾燥機で仕上げた木材をご利用くださいね!
わが社で一番古い建物「大工小屋」の外壁が傷んできたので補修を行いました
それにしても「大工小屋」なんて今となっては懐かしい響きですね
昭和から平成初期のころは今じゃ当たり前になった「プレカット加工」が存在せず
大工が手刻みで加工を行っていました、大工小屋はその作業をする場所として
材木屋には必須の場所でした 昔は朝早くから夜遅くまでこの大工小屋には
大勢の大工衆が木を刻んでいました それはそれは賑やかなものでしたよ
プレカットが当たり前の「大工小屋」はその役割を終え
資材倉庫、製品倉庫として活用されています
これも時代で流れでしょう
この建物は中西木材の創業者が学んだ学び舎の体育館を
移築したもの、移築してからすでに40年は経っています
建てられた当初から数えるとおそらく100年は経っているでしょう
わが社も今年創業100年
次の100年へ向けコツコツと歩んでまいります
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