» 2017 » 12月 » 18のブログ記事


旧友より  ”檜の一枚板を探してるんだ” という相談があり
相談に乗ると何でも新しい和食の店を計画していてその看板ともなる
檜の一枚板のカウンターを作りたいとの事
そのサイズ なんと7mの600mm巾位!! これは中々手ごわいあいて
こんなサイズのもの持っているの 岐阜のあの人しかいないとおもって
早速中津川へ!

伊勢神宮 杣人(そまびと)としても有名な”南木曽木材産業”さんは
日本全国の檜や巨木を取り扱っておられ 私の知っている限りでは
一番の在庫をお持ちではないでしょうか   
早速 拝見するためにお邪魔した数ある倉庫のひとつ 
左上にわずかに出ている 人の頭が見えるでしょうか?
ご覧のとおり その人の身長は約1m70cmほどですから 
ゆうに2mは超えている原木です 

早速拝見しましたが これも縮尺わかりづらいでしょうが
それぞれ10m の巾は600mmぐらいから900mmのものもあります
個人の材木屋さんでこんな貴重なものを何枚も持っていらっしゃるのは
同じ材木屋として すごいとしか言い様がありません
一番の興味はそれぞれの値段でしょうが・・ まあ高級乗用車は買えますね
家が一軒かえる値段のものもありました(XX)
感動の出会い・・

さてその翌日は 今度はその友人の問い合わせていた業者の
紹介で伺った場所は ”奈良銘木協同組合”

こちらも 主に奈良、吉野地区の銘木が集まる市場です

その中でも選りすぐっていただいた 逸品
こんなに材料が集まる市場でも この3枚しかありません
8mから9mの巾600mm~800mm 素晴らしいの一言に尽きます

ここでご案内いただいたのは なんと日ごろお世話になっている”徳田銘木”さん
早朝出発したため 時間も余裕があるので
徳田銘木さんの工場へ伺うこととしました

奈良銘協から 車で約1時間 山間の小さな村ですが
ここに日本全国からの銘木が集まってきます
前出の南木曽木材産業さんは主に製材品を取り扱われていますが
徳田銘木さんはこのような変わった木材そのものを扱っておられます(まさしく銘木)

この冬の時期はまさしく 在庫仕込みのj時期
先日伺ったときよりずいぶん原木が山積みになっています
そして製材するのではなく このように水圧バーカーで 皮をむきます
こうすることで その前の白い表面の銘木が出来るのです

一通り徳田さんの工場を拝見した後 奈良(吉野)の森の見学に行きました
北陸の山と違い なだらかな山々が印象的です
古い歴史のあるところなんだろうと想像できます

そして森の手入れの方法も このように細く 伸ばす山の育成方法
柱を作る森の育て方なんだろうなとおもいました

そして最後に訪れたのは この森・・おそらく300年は超えているでしょう
こちらも人が見えますが これだけの大きさです
自然の偉大さ そしてこのようにしっかり人間の手で手入れをされてきたことに対する
我々日本人の木に対する愛着、敬意もよく伝わります

日本は木の文化とよく言われます
こういったところから 日本人のDNAに深く刻まれているのだろうなと
改めて思い返しました

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