前回9月25日に投稿しました『地域材中小断面の可能性』詳しくは LINK
がいよいよ実際に建築工事が始まりましたので 詳細をお伝えします!!
またこの新聞記事はその概要を簡潔にまとめられているので載せておきましたので
ご覧いただけるとわかりやすいですよ(笑)
このような実験でその性能は確認されたものの、
やはり実際となると施工という部分でいろいろ不安はありますよね

基礎と、土台風景  やはり工場ですので 住宅と違い『立上がり』がありません
フラット基礎・・・  というより土間ですね その上に土台が伏せられていきます。

いよいよ建方! ・・晴天に恵まれ絶好の建前日和!
しかしこれだけの規模となりますと 1日では終了しませんね 約1週間はかかるでしょう

さて技術的な話を・・
この工事の施工されている『松栄建設』様は・・・・詳しくはLINK
HPにも紹介がされているとおり『SR工法』という金物接合で構造躯体を形成し
耐震パネルを併用した高耐久の住宅を建設されている地元有力ビルダーさんです
この工場の構造計画に際しては 『一般社団法人JBN jaban builders network』詳しくは・・・LINK
を通じ 東京大学 木質構造学 腰原先生の監修のもと計画されています。  

今回の大きなポイントは中小断面(12~15㎝X45㎝)の無垢材を構造部材に使用し
このような大空間を作り上げることです(ちなみに材料は弊社製です)
一般的には 鉄骨造にするか 
木造ならば大断面集成材を用い大空間を作るのですがやはり特殊仕様となるため
コスト高になることは避けられません。 また鉄骨造と同様に自重がありますので
基礎も頑丈に作る必要があるため、どうしても基礎工事にかかる費用がかさんでしまいます。

しかしこの工法は このように柱も15㎝X15㎝と一般的な住宅の柱とそんなに違いありません(一般的な住宅は 13.5㎝X13.5㎝ もしくは12㎝X12㎝)

そしてこれが最大のポイントで  いわゆる平行トラスといわれる工法で
決して特殊工法ではなく 地元の大工さんでも十分に加工のできる部材です

つまり大断面工法は特殊な加工機械をもった一部の加工工場でしかできないですが
この工法だと、地元の工務店、地元の大工で施工可能な 本当の意味での地産地消
が出来る工法なのです!

いよいよ  フレームが上がっていきます!

さすがに 梁の高さが1mと大きいため取り付けるのに苦労されていましたが
やはりコツをつかめば早いですね! 
(まあ慣れたころには工事が終わるのですけどね・・・失笑)

こうして今現在も工事が進められています
なお明日20日現地において JBN主催の構造見学会が開かれますご興味のある方は是非どうぞ

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