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昨日は 某建設会社の協力業者会の研修旅行
日帰りですが 奈良へ訪問させていただきました
奈良というと以前はずいぶん遠いところだったのですが
今は京滋バイパス 京奈和自動車道が出来ずいぶん早くいく事が出来ましたね
また私どもは奈良とい言えば 東大寺と思いがちですが  何の何の
奈良は本当に大切な日本のルーツがいっぱい詰まっているところでした・・
駆け足ですが その一部分を ご覧いただきましょう!!

まずは  国宝・・元興寺・・・

本堂(国宝) – 極楽坊本堂または極楽堂ともいうそうです
寄棟造、瓦葺で、内部は板敷きの内陣の周囲を畳敷きの外陣がぐるりと囲んでおり、内陣の周囲を念仏を唱えながら歩き回る「行道」に適した構造になっている。内陣周囲の太い角柱や天井板材には奈良時代の部材が利用されている。
また、屋根瓦の一部にも飛鳥~奈良時代の古瓦が使用されている。ここに使われている古瓦は上部が細くすぼまり、下部が幅広い独特の形をしており、この瓦を重ねる葺き方を行基葺(ぎょうきぶき)という。

禅室(国宝) – 切妻造、瓦葺。本堂の西に軒を接して建つ
本堂と同様、部材や屋根瓦の一部には奈良時代のものが残っている。ここの驚くべきところは
西暦582年伐採の樹木が使用されているとのことで、事実とすれば、本建物の一部には法隆寺西院伽藍よりも古い材木が使用されていることになる ということは世界最古の木造建築になるかもしれません(驚)
しかもこの丸柱・・  よーく見ると芯去り材なんです  すなわち木材の芯を外して作った柱なのですから
元のなる木材は 余裕で末口寸法で直径2mは 楽々ある木材を使用しているのです!!

その当時そんな大きな木材がごろごろしていたかと思うと驚くのと同時に
そんな大きい木材を チェンソーも使わずどうやって切り倒していたのか・・
またどうやって麓まで運んできたのか・・   古の思いがはせる  素晴らしい社寺でした


続いてお邪魔したのは  ご存じ 平城京!!
2年前ですかね 遷都1300年記念式典が行われた会場です今はすっかり
その当時の面影もなく・・遠くに朱雀門が見えます・・

せっかくですので  朱雀門だけお邪魔しましょう!!

正直 先ほどの国宝を見てきた後だけに  あまり感動はしないですね・・
なにせ 3年前の建物ですから・・ しかもこの丸柱 檜ですが1本8千万円だそうです
これが20本ばかり  これだけで約10億円近いんですよ(驚) なんとまあという感じです
これ以上はは語ることはありません・・・

昼食を頂いた後は ・・同じく国宝 ”薬師寺” ここは実は初めて!!

一番期待していた 東塔!!・・・・
あれ?  平成の大改修だそうです(涙) 中がまったく見ることができません
なんと平成30年までは無理だそうです・・ 

ちょっと残念ですが 気を取り直して 金堂をお参り!!
金堂は享禄元年(1528)この地域の豪族の戦火に巻きこまれ、西塔などと共に焼け落ちてしまいました。
その後、豊臣家が金堂の仮堂を建て、その後本格的な金堂の再建に取りかかる筈でしたが、
豊臣家滅亡などの事情で400年近く仮堂のままの状態でした。
昭和42年(1967)高田好胤師が晋山し、百万巻写経勧進による金堂再建を提唱、
全国に写経勧進に歩かれ、その結果昭和46年(1971)金堂の起工式を行い、
そして昭和51年(1976)4月に白鳳時代様式の本格的な金堂として復興したそうです!

この扉の奥に 国宝”薬師如来像”が 鎮座されております
そのお姿を拝見するだけで 心が静まり救われるような気がいたします・・
自然と手を合わせたくなりますね・・

そしてもう一つの国宝!!”千年釘”千年にわたってこのお寺をつなぎとめたくぎです

やはり 日本の建築は国産材を使った木造建築が一番ですね!
この金堂の再建時のことですが  国宝を火事から守らなければということで
主要躯体はRCになっているそうです(涙)  でもその傍で木造建築が1000年を超えて立派に
災害からこの中に安置されている 仏様を守っている・・ 
なんでこの事実を素直に受け止められないのか・・

やはり日本の住まいは 国産材を使った木造建築に限ります!!

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